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認知症の発症率が減る方法

世界でもトップクラスの長寿国、日本。

でも、健康寿命でみるとかなり低いというのをご存知ですか?

なかでも認知症患者が多く、介護が必要な人の割合いも世界的でトップクラスだという統計もあります。

寝たきりの人が多くて長寿国と言われても、あまり誇らしいものではありませんね。

 

生活スタイルを見直せば、予防ができる!

認知症は発症したら完治する治療法は見つかっていません。

しかし、その原因については研究が進み有力な予防が可能という研究結果があります。

認知症予備群と言われる記憶力や注意力などの認知機能は低下していても日常生活に支障をきたしていない状態では、予防法を心がけることにより正常にもどったという結果もあり、認知症のリスクを軽減させる可能性が高いとして病院では積極的に生活習慣の改善指導を始めたそうです。

認知症を予防する方法

(1)社会的な交流をもつ

人と会い会話を交わすことで社会的知能を活性化できます。脳内の神経細胞が強化できると考えられています。積極的に他人と交流できる場に参加していくことが予防につながります。

 

(2)睡眠の質を高める

睡眠中に脳内になる疲労物質「アミロイドβ」の排出を促すことで、脳の萎縮を未然に防ぐことが可能になります。睡眠の質が低いと排出が滞るので、寝具や寝間着を快適なものにして快適な睡眠環境をつくりましょう。

 

(3)寝る前の食事は控える

食べたものの消化はエネルギーを消費します。寝る前に食べて胃に消化物が残っている状態では、脳の休息や疲労物質の排出がされずに蓄積されます。脳が萎縮する原因にもつながりますので、寝る4時間前に食事は済ませるよう心掛ける。

 

(4)食事に気をつかう

バランスのとれた健康的な食生活は、認知症に限らずすべての病気の予防につながります。新鮮な果物や野菜、脂肪分の少ない良質なタンパク質をとりましょう。

現在、認知症が増加している背景には、ライフスタイルの変化により、食生活の欧米化や車社会による運動量の低下、PC・スマホの情報過多による脳疲労など、様々な要因があります。さらに高齢者の長寿化により統計的に多くなってきています。

90歳以上の認知症発症リスクはかなり高く、医療の進歩によりますます長寿になるとほとんどの人が認知症予備群ということになります。

特に日本は寝たきりの方が多い国です。高齢になっても元気に過ごせるよう若いうちから心がけましょう!

生活習慣を変えることで、発症率は下がります。

健康寿命を長く保てるようにしましょう。