肌荒れ・抗酸化・抗菌・防虫など効果いっぱいの万能薬
こんにちは!
ヘッドマッサージ・インストラクターの田中です。
梅雨も明けて、暑い夏がきましたね。
皆様、健やかにお過ごしですか?
今回は『ドクダミチンキ』をご紹介したくて、
久しぶりにブログの記事をかきました!
5月に我が家の花壇でドクダミが群生したので、
何かに活かせないかな?と調べたら、
ハーブをアルコールにつけて有効成分を抽出する
シミ予防や美肌にとっても効果がありそうな
「手作りチンキ」のレシピを見つけました!
さらにドクダミが身体にいいとは知っていたけれど、
思った以上の効能の多さにも驚きました!
5月に仕込んでじっくり3カ月寝かせていたチンキを
ご紹介させていただきます♪
【もくじ】
・チンキについて
・ドクダミ花チンキの作り方
・目指せ美肌☆ドクダミ化粧水
・ドクダミについて
・チンキについて
ハーブをウオツカやホワイトリカーなどの無臭蒸溜アルコール液に浸し、薬効成分を抽出したものをハーブチンキと呼びます。お湯や水では抽出できない脂溶性の成分もアルコールには溶けだすため、ハーブを成分のチカラを効率よく抽出できます。
長く保存することを考えると、アルコール度数40%以上が望ましいです。
日本人の私たちにはあまり馴染みのないものですが、アメリカやヨーロッパでは、ドラッグストアなどでも買うことができて、家庭でも日常的に使われているそうです。
希釈して化粧水やお風呂に使用したり、お茶に数滴入れて飲用したり、日常的に使用できる「ハーブチンキ」。さまざまにアレンジして使えるので、作り方をマスターして暮らしにも、取り入れることができるのが大きな魅力です。
ドクダミ花チンキの作り方
【仕込みで用意するもの】
・消毒済み瓶 350ml
・ドクダミの花 約50g
・アルコール 約200ml(今回は40度のウォッカ)
(1)瓶を消毒しておく。
煮沸消毒、または高濃度アルコール消毒(65%以上)
(2)ドクダミの花を摘み、小さな虫など居たらはたいて落としておく。
虫や汚れが気になるときは洗ってから、しっかり水分をとる。
(3)ビンに花を詰め、アルコールをなみなみ注ぐ。
(4)1カ月~3カ月ほど冷暗所で保存する。
成分が出やすいように1日1回上下にふってください。
※上下に振るのを忘れた場合、花がアルコールから出ていると痛みやすいので、瓶を逆さにしてしっかりアルコールに漬けてください。
※仕込みの量は目安です。お手持ちの瓶の大きさに合わせて花とアルコールの量は調整してください。
【仕上げで用意するもの】
・消毒済みの保存瓶 200ml以上(遮光性がよい)
・茶こし
・保存ラベルシールなど
(5)瓶を消毒しておく。
煮沸消毒、または高濃度アルコール消毒(65%以上)
(6)茶こしを瓶の上に置き、花を濾す。
(7)ラベルシールに保存内容と日時を明記する。
※冷暗所もしくは冷蔵庫に入れて、一年程度で使い切るようにしてください。
※濾した花は捨てましたが、足湯にしてみればよかったと思いました。
実はついでに、
ラベンダーも最盛期だったので、
一緒に仕込んでみました♪
上の写真の黒い液体のほうが
ラベンダーチンキです。
こちらは生花ではなく
数日ほど日陰干しをして
ドライハーブにしてから
ウォッカにしました。
とっても黒い濃厚な色の
効きそうなチンキになりました。
目指せ美肌☆ドクダミ化粧水
最近の化粧品はアルコールフリーが多いので、
肌にいいドクダミチンキとはいえ刺激が気になるのでチンキは5%、
夏なので保湿成分のグリセリンは1%にしてさっぱり化粧水にしました。
【化粧水のレシピ】100mlの場合
・精製水 95ml
・ドクダミチンキ 5ml
・グリセリン 1ml
※お肌の様子をみて割合は調整
・チンキ 5~10%
・グリセリン 1~5%
【ドクダミ化粧水の使用感】
気になっていたアルコールは、ほとんど感じませんでした。肌にすっと馴染み、かゆみもピリピリした感じもなく、とてもよかったです。アルコール控えめで5%にしていたけれど、次は10%で試してみたくなりました。
繰り返しぶり返すニキビに悩んでいたので、まずは一ヶ月ほど使ってみたいと思います!
ドクダミのご紹介
ドクダミの名前は、毒を抑える「毒矯(どくだ)み」という意味に由来するといわれています。十種類の薬効があることから「十薬」とも呼ばれ、古くから民間治療薬として重宝されてきました。お茶や入浴剤などにも利用され、暮らしに役立つ万能薬草だったんですね。
一般的には、乾燥した葉を煎じて飲んだり、ニキビや湿疹に貼る。
【効能・効果】
便通、ニキビなど皮膚疾患、利尿、化膿止め、
強い抗菌力があり切傷、洗眼、虫さされなどのかゆみ止め、駆虫など
毛細血管脆弱性の強化、糖尿性白内障阻止、各種の浮腫抑制、血小板凝集能抑制作用
※効果は茶飲や生葉貼付など、それぞれにより異なります。
詳しくは漢方・生薬の専門の方にお尋ねください。
※注意※
まれに体質的に合わない人がいます。高成分のカリウムを含んでいるので腎機能に問題のある方はご利用を避けた方がいいようです。過剰に摂取するのではなく適量を様子見ながらご自身に合った使用量で利用するようにしましょう。